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バッテリーの性能と温度の関係

冬場になるとバッテリートラブルが多発することは御存知だと思います。

しかし、その理由をご存知ですか?(電池メーカー資料より)

 

 温度とバッテリー疲労の関係

新品バッテリーの例ですが、25℃を100%とすると、10℃で約93%、0℃では87%まで容量が

ダウンしてます。

始動性能も温度が下がればパワーダウンします。

温度が下がるとバッテリーはパワーダウンするのですが、エンジンを回すためのトルクは上がり、

さらにオイルの粘度が上がってきます。

したがって、寒いときにエンジンをかけようとすると暖かいときに比べると数倍の負荷がかかっていることが

容易に想像できると思います。

温度とバッテリー疲労の関係(25℃の時の値を1とする)

温度 エンジンの始動要求トルク バッテリーのパワー バッテリーの疲労の激しさ
25℃
0℃ 1.7 0.6
−18℃ 2.5 0.5
−30℃ 3.5 0.3 12

 バッテリーは夏の疲れが冬に出る

夏の酷暑を生き延びたバッテリーは・・・

@エアコンの連続使用によって、重負荷の放電を繰り返しています。

Aバッテリーは高温で使用されると電池の劣化のスピードがあがります。

⇒バッテリーの寿命が大幅に進行し、満充電でも始動性能が落ちてきています。

このようなバッテリーが冬を迎えると・・・

@温度の低下により、バッテリーの始動性能がさらに低下します。

A温度の低下により、燃料が気化しにくくなり、エンジンオイルの粘度がおちてシリンダーが回りにくく

なります。

⇒もともと温度が下がるとエンジンがかかりにくくなるのに、バッテリー自身が劣化しているのではますます

エンジンがかかりにくくなります。

 高温使用における悪影響

自動車用電池の寿命はだいたい45℃付近での使用がもっとも長く、それ以上では温度上昇に伴って

寿命は短くなります。

この理由は電池構成部品の経年劣化によるものですが、温度が高いほど劣化速度が増すためです。

@耐熱温度以上になると電池の変形や破損

電池の変形や破損は電池構成部品の耐熱性から問題が生じます。電解液、セパレータ、電槽、ふたの

耐熱温度が100℃前後ですので極端な場合は電池の変形や破損に至ります。

A減液量によるメンテナンス増加

高温になるほど充電電圧が低下します。14.5V程度の定電圧充電で使用される自動車電池を想定した

場合、充電電流は25℃の1Aに対し、80℃では4Aとなり、過充電による水の電気分解が4倍となり、

減液量も4倍となります。

 

夏場はエンジンルームの温度が高くなります。

バッテリーの温度も上昇し、過充電が助長、促進されるために

バッテリーのダメージは予想以上です。

しかし夏場はバッテリーが少々バテぎみであっても

エンジンがかかってしまうので、温度が低くなってきて

はじめて気が付くのです。

 

 

 


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